バフェットの眼復活

こんにちは。
八木翼です。

さて、最近こんな記事を見ました。

やはり投資は儲からない?
http://blogos.com/article/43969/?axis=p:0

記事には

「商品別で見ると投資信託がマイナス30%で最悪、
株式はマイナス29%、外貨預金もマイナス20%
とぼろぼろなのに対して不動産だけは
プラス7.5%と健全性を保った」

と、記載されています。

ひどい成績ですね。

というかひどすぎです。

では、私の結果を見ていただきたいと思います。

これは、2010年からこれまでの私の実際の結果です。


購入株
2009/12/15 お買付 特定 イオンディライ 400 1,190
2009/12/15 お買付 特定 イオンディライ 600 1,190
2011/03/14 お買付 特定 ナカニシ 100 8,000
2011/03/15 お買付 特定 ナカニシ 100 8,000
2011/03/15 お買付 特定 ナカニシ 100 8,000
2011/04/06 お買付 特定 ABCマート 200 2,830
2011/04/06 お買付 特定 ABCマート 100 2,830
2011/09/15 お買付 特定 ナカニシ 100 6,900



売却株
2010/6/15 ご売却 特定 イオンディライ 200 1,699
2010/6/15 ご売却 特定 イオンディライ 300 1,699
2010/07/01 ご売却 特定 イオンディライ 100 1,750
2010/07/05 ご売却 特定 イオンディライ 400 1,740
2012/03/05 ご売却 特定 ナカニシ 100 8,000
2012/03/16 ご売却 特定 ナカニシ 100 8,450
2012/03/28 ご売却 特定 ABCマート 100 3,000
2012/03/29 ご売却 特定 ナカニシ 100 8,800

さて、見にくいですねw
上記の物は、証券会社の取引履歴をコピペしたものなので、
下に銘柄別でまとめてみたいと思います。

カニ
平均購入価格:7725
平均売却価格:8337.5
(100株は現在も保持しているため本日の株価:8100円で計算している。)

損益:+245,000円

イオンディライト
平均購入価格:1,190
平均売却価格:1.720.5

損益:+530,00円

ABCマート
平均購入価格:2830
平均売却価格:3106.666
(200株は現在も保持しているため本日の株価:3160円で計算している。)

損益:+約83,00円


ご覧頂いてお分かりでしょうか?
これだけの実績があります。
損失が出ていません。

ただし、お分かりの通り、私は保有期間が長いです。
そのため、一瞬でドカンと稼げるような方法ではありません。

株を地道に分析し続け、購入に値する株を探し、
大幅に株価が下落した時に、一気に買います。

ちなみに、これまでの購入時期は、

リーマンショックの真っただ中」
東日本大震災で不景気になった真っただ中」

です。

その会社に根本的な影響があるわけじゃないのに、
株価が下落した時が狙い目なんですね。


今後はバフェットの眼で、様々な企業を分析していきます。

お試しとして、昔有料版でやっていたバフェットの眼を張り付けておきましょう。

                                                • ここからお試し版バフェットの眼---------------------------

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【バフェットの眼】2011_03_20
・このメルマガ読むことで、バフェット流に会社を分析する手法を
学んでいきます。

・こちらのメルマガで特定の銘柄を勧めることはありません。
また、あくまで企業分析を通じて株式投資の学習をする
メールマガジンです。
この企業分析は私、八木翼の個人的な見解です。


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はじめての方のみ、お読みください。

この度はメルマガご購読頂き、誠にありがとうございます。
本メルマガの構成は以下のようになっております。

・基本情報 : 分析する企業の基本的な内容に関する
         情報をまとめています。

・企業分析 : 「バフェットの銘柄選択術」を参考にその事業の
         特徴と実績を分析していきます。

・株価分析 : 現在の株価が適性であるかを分析していきます。

・結果評価 : ここではあくまで「私なら今買うか買わないか!」
         を前提に話をします。

また、このメルマガでは随時分析して欲しい企業を募集しています。
ご要望のあるかたは、die-try-in@hotmail.co.jpまでご連絡ください。
国内、国外問いませんので、気になる方はバシバシ連絡ください。
(ただし、本当にやるかどうかは分かりませんw
ちなみにですが、私自身も株式投資を行いますので、このメルマガは
私の私による私のための企業分析でもあることをご理解くださいw)

それでは楽しんでいきましょう!

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会社名:【ナカニシ】
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■基本情報
特色 歯科製品で世界2位。
欧州、北米市場で成長。高速回転技術を
活用し工業用製品も。海外比重大

為替負担 主力の歯科製品は需要堅調、
新製品投入。工業製品もスピンドル堅調。
だが、欧州(1ユーロ110円)、北米(1ドル80円想定)
での円高目減り、差損織り込み営業減益。税負担減。
60周年を機に増配。

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■企業分析
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現在株価 \8,000
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_Q1:その企業は消費者独占力を持っているか。
歯科製品で世界2位であり、欧州、北米市場で成長である。
また、経常利益率が高く、30%を越えている。消費者独占力
が高い証拠と言える。

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_Q2:その企業を理解しているか。
"ハンドピースおよびスピンドル等の製造と販売。
また、日本 北アメリカ、ヨーロッパ、アジア、
その他でも販売が行われており、
今回の限定的な地域に対する天災に非常に強いといえる。"


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_Q3:その企業の製品・サービスは20年後も陳腐かしていないか。   
この質問は2つに分けることができる。
一つ目は「歯医者は20年後になくなっているか」である。
答えはNOである。
歯の治療は人間にとって非常に敏感であると共に、
大きな痛みをともなうため、重要である。
歯のケア製品がかなり普及しているが、それにより、
歯医者の需要が減少していない。
むしろ高齢化により、歯の病気は増加傾向にある。

二つ目は「この会社の競争力はどうか」というものである。
経常利益率が30%以上であることから、
競争に疲弊している企業ではなく、
確固としたブランド力を持っていると考えられる。
そのためその二つ目の問題も起こる可能性は低いと考えられる。

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_Q4:その企業はコングロマリットか。
コングロマリットではない。
この企業は、限定的な製品に資本投下を集中している。
実際、歯科医療に関する製品が売上の約90%を占めている。
また、財務諸表内で、

「当社グループでは、
売上高営業利益率30%の確保を経営指標の目標のひとつに
置いております。
この利益率を維持していくため、市場ニーズを的確に捉えた
新製品の開発・上市により売上高の拡大を図る一方、
全社的な生産性の向上によりコスト削減に努め、
成長を持続させてまいります。」

と書かれており、利益率に対する高い意識が伺える。


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_Q5その企業の1株当たり利益(EPS)は安定成長しているか
決算年  EPS(円/株) 純利益(百万円) 発行株式数(百万株)
2010/12  768.5 4688 6.1
2009/12  711.1 4338 6.1
2008/12  626.6 3885 6.2
2007/12  698.4 4889 7
2006/12  653.6 4575 7
2005/12  507.7 3554 7
2004/12  460.0   3220     7
2003/12  312.0    2184     7
2002/12  314.7    2203     7
2001/12  248.6    1740     7

年平均EPS成長率
11.9%

EPSは、平均11.9%成長しており、高い成長率を保っている。
これは


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_Q6:その企業は安定的に高いROE(株主資本利益率)をあげているか。

決算年  ROE    資本(百万円) 税引き後利益(百万円)
2010/12  0.150 31602        4725
2009/12  0.153 28715        4382
2008/12  0.154 25328        3890
2007/12  0.161 30478        4917
2006/12  0.177 26044        4600

平均ROE  0.159
基本的には安定している。
ROEの減少が見られるが、これは資本の増加(利益余剰金)によるもので、
業務とは無関係である。
また、これは、自社株買戻しのタイミングを狙っていると思われる。
実際今回の地震により、株価が下落したため、
上限である9億円の自社株買い戻しすることを発表している。


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_Q7:その企業は強固な財務基盤を有しているか。

今期の長期負債(百万): 14
今期の税引き後利益(百万): 4688
長期負債/税引後利益(年) : 0.3
(長期負債を税引き利益で返済するのに必要な年数)

長期借入金は1400万円しかなく、当期純利益の0.2%程度であり、非常に小さい。


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_Q8:その企業は自社株買い戻しに積極的か
今期発行済み株数(百万): 6.1
10年前の発行済み株数(百万): 7
過去10年間に減少した株数(百万): 0.9

過去10年間で90万株を買い戻ししていることになる。
90万株は現在価値で測れば、81億円であり、
2年分の純利益を株式買い戻しに利用していることとなる。
つまり、非常に積極的であるといえる。
(全て現在価値で計測しているため正確でない。)


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_Q9:その企業の製品・サービス価格の上昇はインフレ率を上回っているか。

今回の企業は、収益源が世界各国に依存しており、
他国のインフレ率を考慮しなければならず、
この分析を行うのは非常に難しい。
しかし、ROEが高い値を維持していることは、
インフレ率をサービス価格に転嫁できているともいえる。
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■株価分析

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_Q10:その企業の株価は、相場全体の下落や景気後退、
    一時的な経営問題などのために下落しているか。

リーマンショックの影響から、
株価が完全に回復している状態ではなく、
PERは約12倍であり、割安で放置されていると言える。
この理由としてPBRが高い(1.76倍)も指摘されているが、
安定したROEを持ち、自己資本率も高い状態であるため、
倒産の可能性は非常に低いと考えられる。

そのため、PBR低さ故に株主が損害を被る可能性は非常に低いと考えられる。


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_Q11:株式の益利回りと利益の予想成長率を計算し、国債利回りと比較せよ。   
10年国債利回り: 0.51%
株利回り:株価/今期EPS: 9.6%


\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\
_Q12:株式を疑似債券と考え、期待収益率を計算せよ。

                                                                                                                            • -

まず10年後のBPSを求める。過去10年の平均EPS成長率に1を足して、
10乗したものに、現在BPSをかける。これが10年後のBPSとなる。
(必要な値)
・年平均EPS成長率  11.9%
・現在BPS  5215.4円

(式)
年平均EPS成長率^10×現在BPS=16125.0

(答え)
*10年後BPS(円/株)16125.0

今求めた10年後BPSに過去10年平均ROEをかける。これが10年後のEPSである。
(必要な値)
・過去10年平均ROE: 0.159
・10年後BPS(円/株)16125.0

(式)
10年後BPS×過去10年平均ROE=2559.5

(答え)
*10年後EPS(円/株)2559.5

                                                                                                                            • -

さらに、過去10年の平均PERをかけることで、
10年後の予想株価が算出される。

(必要な値)
・過去10年平均PER:13.7

(式)
過去10年平均PER(株価/EPS)×10年後EPS(円/株)=35038.6

(答え)
*10年後予想株価:35038.6(円/株)

この予想株価を現在株価で割り、0.1乗し、
マイナス1したものが、期待収益率となる。
(必要な値)
・10年後予想株価:35038.6(円/株)

(式)
10年後予想株価^0.1-1=15.9%

(答え)
*期待収益率:15.9%

\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

■結果評価
期待収益率15.9%は過去私が分析した中でもかなり高いです。
今回私は8000円でナカニシ株を取得しました。
今後どうなるかはわかりませんが、かなり良い企業であるので、
かなり長い期間保有するつもりです。

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いかがでしょう?

バフェットの分析方法で、しっかり結果を残している証拠
ではないでしょうか?

まぐまぐに確認していただいても結構ですが、これは、2011年3月20日
発行された内容に間違いないです。

今後の株式分析に期待していただきたいと思います。