【バフェットの眼】SMC 2012_08_27

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【バフェットの眼】2012_08_27
・このメルマガ読むことで、バフェット流に会社を分析する手法を
学んでいきます。

・こちらのメルマガで特定の銘柄を勧めることはありません。
また、あくまで企業分析を通じて株式投資の学習をする
メールマガジンです。
この企業分析は私、八木翼の個人的な見解です。

メルマガ発行者:八木翼 プロフィールはこちら↓
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はじめての方のみ、お読みください。

この度はメルマガご購読頂き、誠にありがとうございます。
本メルマガの構成は以下のようになっております。

・基本情報 : 分析する企業の基本的な内容に関する
       主に財務諸表からの情報をまとめています。

・企業分析 : 「バフェットの銘柄選択術」を参考にその事業の
         特徴と実績を分析していきます。

・株価分析 : 現在の株価が適性であるかを分析していきます。

・結果評価 : ここではあくまで「私なら今買うか買わないか!」
         を前提に話をします。

※無料版は企業分析途中までのみご覧いただけます。
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また、このメルマガでは随時分析して欲しい企業を募集しています。
ご要望のあるかたは、die-try-in@hotmail.co.jpまでご連絡ください。
国内、国外問いませんので、気になる方はバシバシ連絡ください。
(ただし、本当にやるかどうかは分かりませんw
ちなみにですが、私自身も株式投資を行いますので、このメルマガは
私の私による私のための企業分析でもあることをご理解くださいw)

それでは楽しんでいきましょう!

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会社名:【SMC】

■きっかけ

SMCの製品は、以前勤めていた会社で頻繁に使っていました。
電磁弁制御部分などに使われているのですが、
monexのスクリーニング検索したところ、
なかなかいい利益率やROEを示していたので、
調査してみることにしました。

さて、どんな結果になるでしょう?

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■基本情報

1.[会社の歴史]
さて、SMCの主要な歴史を書いていきましょう。

昭和34年   焼結濾過体の製造および販売を目的に
昭和62年   東京証券取引所市場第二部上場
平成元年 東京証券取引所市場第一部上場
平成6年   SMC中国設立。
平成7年   SMC韓国設立。

平成6年から中国に、平成7年から韓国に進出していますね。
日本での売り上げが、870億程度なのに対して、
アジアでの売り上げが、550億円程度なので、
かなりの部分を占めていますね。


2.[ビジネスモデル]

さて、ビジネスモデルは、基本的には、製造した製品を
売る、一般的な製造業ですね。
何か用に作っているというわけではなくて、
機械のインフラのようなものです。

それでは、何を売っているのかを見てみましょう。

と言いたいところなのですが、なんと、有価証券報告書
セグメント情報を見ると、

・自動制御機器事業
・その他

という、あまりにもおおざっぱな分類しかないんですよね。
というわけで、機種別に何がどこまで売れているというのは分かりません。

ですが、あまりいろいろな分野に手を出しているわけではないということが分かります。

実は私も、前の会社でSMCの製品は使っていました。

冷却水の流量を調節したり、圧縮空気の自動制御は、
全てSMCの製品でした。

この製品は、かなり優秀で、大抵のものが、10年20年経てば壊れるのに、
SMCの製品で壊れたという話は聞いたことがありません。

そのため、私見ですが、いい製品を作って売っている会社
というイメージががあります。

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■企業分析

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現在株価 \13220

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_Q1:その企業は消費者独占力を持っているか。

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私が会社に勤めている際も、この圧空制御装置を使っていました。
確かに、PLCなどの電気信号制御装置では、三菱やオムロン等の競合が
いましたが、圧空ではこの会社だけでしたね。
その点からも消費者独占力を持っていると言えそうです。
また、この機会の不具合は聞いたことがなので、非常に優秀な装置である
印象があります。

その点から考えても期待できそうです。

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_Q2:その企業を理解しているか。

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はい。実際にこの企業の商品を使用する職場にいました。
多くの企業のラインに使われています。
小型装置から大型装置まで、基本的に物を動かす時は、圧空です。
また、圧空は基本的には、停電になっても使えることから、
工場などのプラントでも、非常に重宝されます。
停電で重いドアが動かなかったら、何かの非常時に助けることが
できませんからね。
この点からも、需要がなくなるとは思えません。
また、これから見ていきますが、顧客の基盤が幅広く、
世界シェアがNo.1です。

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_Q3:その企業の製品・サービスは20年後も陳腐かしていないか。   

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20年後、ディスプレイを作る工場がなくなったり、圧空が使われなくなる
世界は想像ができません。
今後もなくならないことが予測されます。需要の波はあるかも知れませんが、
基本的にはなくならないと考えていいでしょう。

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_Q4:その企業はコングロマリットか。

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コングロマリットではない。一つの分野で世界トップシェアを誇っていて、
コングロマリットとは正反対といってよい。

_Q5その企業の1株当たり利益(EPS)は安定成長しているか

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決算年 EPS(円/株)
決算年 EPS(円/株)
2012/3/1 864.3
2011/3/1 696.3
2010/3/1 285.7
2009/3/1 378.7
2008/3/1 791.3
2007/3/1 877.9
2006/3/1 738.2
2005/3/1 679.7
2004/3/1 445.3
2003/3/1 210.6
年平均EPS成長率
15.2%

1年でのEPSの成長率が、15%を超えるのはなかなか見られない現象です。
簡単にいえば、毎年毎年15%も成長し続けているということです。
これはかなり期待できそうですね。
ただし、気になるのが、安定していない点ですね。
2009年のリーマンショックでの影響を受けていると考えれば
景気の影響を受けやすいという会社ではあるようですね。

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_Q6:その企業は安定的に高いROE(株主資本利益率)をあげているか。

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決算年     ROE 資本(百万円) 税引き後利益(百万円)
2012/3/1 10.1% 585,357        59,369
2011/3/1 8.9% 535,779        47,952
2010/3/1 3.8% 509,213        19,178
2009/3/1 5.3% 487,612        26,037
2008/3/1 10.9% 516,907        56,211

平均ROE 7.8%

まあ、そこそこのROEですね。そこまで高いとは言えませんが、
ある程度安定して稼げていると思います。
2010年、2011年はリーマンショックの影響を大きく受けたので仕方ない
と言えそうです。

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_Q7:その企業は強固な財務基盤を有しているか。

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今期の長期負債(百万) 9,346
今期の税引き後利益(百万) 59,281
長期負債/税引後利益(年) 0.16 (長期負債を税引き利益で返済するのに必要な年数)

一年以内に返せますね。全く問題ありません。
こういう部分は素晴らしですね。

(財務基盤を見る際は、自己資本率が良く使われますが、それはバフェット的にはNGです。
長期債務に対して、どれだけ稼ぐ力を持っているかが重要と考えています。)

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_Q8:その企業は自社株買い戻しに積極的か。

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今期発行済み株数 68589246.66株
10年前の発行済み株数 72861076.82株
過去10年間に減少した株数 4271830.16株
減少した割合 5.86%

"10年間で6%ほど減少していますね。
そこまで大きな買い戻しではありませんが、
悪い数字ではないですね。
今後に期待です。"

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_Q9:その企業の製品・サービス価格の上昇はインフレ率を上回っているか。

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これについては、SMCの圧空制御装置が過去いくらの値段で売られていたかが
不明でしたので何とも言えませんが、
高い利益率(経常利益率27.01%純利益率17.82%)を確保できていることは、
インフレ率を上回っていたことの証拠と言えます。

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■株価分析

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_Q10:その企業の株価は、相場全体の下落や景気後退、
一時的な経営問題などのために下落しているか。

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リーマンショックの時は8000円台まで下落しましたが、今は着実に
回復しましたね。
そのため、はっきり言うと、今の価格は安くありません。

しかし、これはいいシュミレーションになりましたね。

不景気の時は、このような形で回復していく可能性が高いです。

もちろん、絶対こうなるなんてことは言えませんが、可能性的には

低くないと思います。


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_Q11:株式の益利回りと利益の予想成長率を計算し、国債利回りと比較せよ。 ------------------------------------------------------------------------

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10年国債利回り: 0.51%
株利回り:今期EPS/株価: 6.5%

国債利回りと比較すれば当然圧勝ですね。国債を買うのであれば
私は株を買います。
もっといえば、ソブリンリスクを考えると現状日本国債のリスクが
0とはとても言えない状況です。


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_Q12:株式を疑似債券と考え、期待収益率を計算せよ。

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まず10年後のBPSを求めます。過去10年の平均EPS成長率に1を足して、
10乗したものに、現在BPSをかけます。これが10年後のBPSとなりますね。
(必要な値)
・年平均EPS成長率 15.2%
・現在BPS 8534.57円

(式)
年平均EPS成長率^10×現在BPS=35022.0

(答え)
*10年後BPS:35022.0 (円/株)

                 ↓

今求めた10年後BPSに過去10年平均ROEをかけます。これが10年後のEPSです。
(必要な値)
・過去10年平均ROE : 8%
・10年後BPS(円/株):35022.0

(式)
10年後BPS×過去10年平均ROE= 2736.8

(答え)
*10年後EPS : 2736.8 (円/株)

                 ↓

さらに、過去10年の平均PERをかけることで、
10年後の予想株価が算出されます。

(必要な値)
・過去10年平均PER(倍) :  25.4
・10年後EPS(円/株) :  2736.8

(式)
過去10年平均PER(株価/EPS)×10年後EPS(円/株)=69637

(答え)
*10年後予想株価:69637 (円/株)

                 ↓

この予想株価を現在株価で割り、0.1乗し、
マイナス1したものが、年間期待収益率となります。
(必要な値)
・10年後予想株価:69637 (円/株)

(式)
10年後予想株価^0.1-1=0.181

(答え)
*期待収益率(%/年):18.1%

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■結果評価
ROEは大したことありませんが、平均PERが高いことが影響していますね。
この事実をなめてはいけません。買ってくれる人が多いということです。

株式投資をするときに意外に意識しない部分ですが、どんなに業績が良くても、
だれも見向きもしてくれなければ意味がありません。

そういう意味では、PERが高いということも実力の一部です。

また、一見そんなに安くない現状の株価は、かなり割安ですね。

期待収益率18.1%はかなり高いですね。

しかし、ナカニシや、ニトリ等と比べると、
安定性はいまいちですね。

不景気で株価が急落するのを待って、購入したい部分ではあります。



■編集後記
そういえば、シマノのレポートを送ると言って送っていませんでしたね。
今日は送るようにします。

そういえば、私のポートフォリオの購入価格や現在株価、はたまた
評価損益まで、見せろという図々しいメールが届きましたw

というわけで、公開しようと思います。

しかしこれは、あくまで現在の状況です。

まあ、私はそんなに変動はしませんけど、
買うときは一気に買うようにしています。



■八木翼の現在ポートフォリオ
これが今のポートフォリオです。

     株式数  購入価格 現在株価 評価損益  
ABCマート:100株   2836円  3210円  74,800円
カニシ :200株   7740円  8400円  66,000円 
ニトリ  :100株   7246円  7800円  55,400円

合計評価損益:+196,200円

まあそこそこあがりましたね。

昨年起きた震災からの合計では、だいたい40万円以上のプラス
にすることができました。
(既に売却したものも含めています。)

これらの株は、そこまで売る気もありませんので、
上がり続けていただくことを期待しています。



■八木翼のお勧め教材

マネして学ぶ投資のススメ『コピペ投資術』は、
バフェットの方法を元にしています。

・八木のメルマガを読むのが面倒だ。
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継続は力なり!
ダメでもともと(笑)

八木翼でした。

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やクレジットカード番号等の個人情報は、発行者であ
る八木翼個人(以下、「発行者」といいます。)には通
知されておりません。

企業価値や株価等に関する情報に言及することがあ
りますが、本メールマガジンは、あくまで財務の分析
等について学んでいただくためのものであり、有価証
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